新しい調査によると、オーストラリア人の63%が外出先で表面に触れないように強く意識するようになり、4分の1以上がパンデミックの開始以来、細菌について不安を感じるようになったことが明らかになりました。
調査を行ったファンタスティック・サービス・グループのCEO、ルーン・ソヴンダール氏は、これはCOVID-19により、オーストラリア人の清掃に対する意識が変化していることを示していると言います。
キーポイント
- 多くのオーストラリア人が、職場の衛生状態に不安を感じている
- 簡単なCOVID-セーフプランを適用することで、職場復帰の不安を解消
- NSW Safe Workは、COVID-19が発生しない限り、通常の清掃手順を踏むことを勧めている
ラナ・ボグノビッチさんは、通勤中や同僚との共同作業中に感染のリスクが高まることを懸念していた一人です。
職場に戻ってからは、表面に触れることや、人との距離を意識するようになりました
ボグノビッチさんは、COVID-19よって「安全な職場環境」の意味を再確認したと言います。
「コロナ禍における安全な職場環境とは、厳格な方針に基づき、会議室に一度に入れる人数を制限することです」。
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ボグノビッチさんは、他人と距離をとることをはじめ、手の消毒、そして共有デスクを使用する前には消毒液などを使ってきれいにするよう心掛けるようになったと語ります。
「職場に入るさいの体温チェックも安心感につながっていると思います」
NSW Safe Work の健康・安全担当ディレクターであるジム・ケリー氏は、COVIDセーフプランのシンプルなルールを適用することで、職場復帰の不安を解消できると述べています。

Workplace temperature checks can help employees with the confidence and peace of mind that their workplace is safe. Source: Getty Images/Luis Alvarez
COVIDセーフプラン
- 手指の衛生を保つ
- 物理的距離をとる
- 必要に応じてマスクを着用する
- 密閉された空間での交流を避ける
- 従業員間でバブルを設置する
- 軽症でも検査を受け、自宅に留まることを支援する
ルーン・ソヴンダール氏は、取っ手や蛇口、電気のスイッチなど、触れる頻度が多い箇所については、接触を最小限に抑えることに注力するよう雇用者に勧めています。業務用厨房などで使用される、両手を使わずにドアの開け閉めを可能にする「フットハンドル」も投資する価値があると述べています。
人通りの多い場所を徹底することで、安心だけでなく、安全にも繋がります

Practising the COVIDSafe Plan's simple principles can help manage back-to-work anxiety. Source: Getty Images/mixetto
一方で、NSW Safe Work の健康・安全担当ディレクターであるジム・ケリー氏によると、オーストラリアではCOVID-19への対応が効果的であったことから、"フォギング"のようなディープクリーニングサービスは、職場でアウトブレイクが発生したときのみ必要であると述べています。
職場内での感染がない限り、通常の清掃手順を変更する理由は全くありません

SafeWork Director of Health and Safe Design, Jim Kelly says that deep cleans services are unnecessary unless there is an outbreak in the working environment. Source: Getty Images/South_agency