ケニアで論文代筆業が活況、英米学生向け 「倫理」と「貧困」のジレンマ

Student working at desk in bedroom at night

Student working at desk in bedroom at night Source: Stone RF/Getty

オーストラリアでは昨年、論文の代筆サービスが禁止されました。


コロナウイルスのパンデミックの中、学生による不正行為が急激に増えているとの報告が世界各地の大学から上がっています。エッセイ・ミル(Essay mill)と呼ばれる小論文の代筆業者を取り締まる法律を施行する国も出てきました。

エッセイ・ミルでは、小論文の代筆を依頼する学生がロンドンやニューヨークにいる場合、その仕事を引き受けるのはたいてい、アフリカのケニアに住む誰かです。

その理由は単純に、ケニアでは英語が公用語で教育システムが比較的整っていること、そしてその一方で経済的な機会が限られているためです。

オーストラリアは昨年、小論文の代筆サービスを禁止しました。また同様の法律の導入が英国で検討されています。

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