豪留学セクターの規模は半減へ、ビクトリア州の新策に期待

Chinese students at a graduation in Perth

Chinese students at a graduation in Perth Source: AAP

ビクトリア大学のミッチェル研究所の調べでは、オーストラリアの留学セクターの規模は2019年の403億オーストラリアドルから、来年末までに205億オーストラリアドルに半減する見込みです。


国境の閉鎖が続くなかで、オーストラリアの留学セクターがこれまでにない打撃を受けています。影響を受けるのは教育機関だけではありません。留学生の生活に関わる全てのビジネスが影響を受けます。

しかし、ビクトリア州政府がこのほど発表した、留学生などを対象とした新しい検疫システムの導入により、段階的に留学生の受け入れが再開できるのではと、一縷の望みを託す声が上がっています。

ミッチェル研究所の報告書によると、昨年11月までに新たに入学手続きを行った留学生の数はわずか1万7000人です。コロナ以前では、半年ごとに留学生12万人が入学手続きを行っていました。

ビクトリア州政府はこのほど、留学生などを対象に、来月下旬から、新たな検疫プログラムを通じて週あたり追加で海外から120人を受け入れる計画です。このプログラムが今後、留学生の受け入れ再開につながることを期待する声が上がっています。

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