メルボルンでは現在合計で15人の感染者が確認されています。
エッセンシャルワーカー並びに南オーストラリア州の住人は、州を超えることはできますが、3度に渡るウイルス検査と14日間の隔離が義務付けられます。
一方で、メルボルン大都市圏からここ数日の間に南オーストラリア州に渡航した人も、検査を受け、陰性の結果が出るまで隔離しなければなりません。
「メルボルンの皆様に心よりお見舞い申し上げますが、いかなる感染症の発生も、非常に深刻に受け止めなければなりません」とスティーブン・マーシャル州首相は述べています。
チーフ・ハブリック・ヘルス・オフィサー、二コラ・スプリア氏は、ビクトリア州から寄せられる情報、特に陽性者が訪れたとする多くのロケーションについて非常に心配であると述べています。
また、先週末にMCGで行われたAFLのポートアデレードとコリングウッドの試合に参加した3人の南オーストラリア人も、濃厚接触者とみなされたことを明かしました。この3人はいずれも隔離が求められており、うち1人は現在もメルボルンに滞在しています。
この他にも同会場には400人以上の南オーストラリア人が訪れていたことが確認されており、これらの人々は中程度の感染リスクを意味するTier2に位置付けられます。
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メルボルンでの感染拡大は、ビクトリア州の男性が、アデレードでホテル隔離中にウイルスに感染したことが発端と見られており、これを受け、南オーストラリア州の政府は、感染について報告書を発表。
この報告書によると、感染は廊下の一番奥に位置する2つの部屋の間で発生しており、空気の移動が少なかったことが示唆されている、とスプリア教授は述べています。
「CCTVの映像を確認したところ、陽性者が、届けられた食事を受け取るため、ドアを開けた場面が2度ありました」
ビクトリア州の男性はその直後、ドアを開けていることが確認されています。
報告書では、ドアを開ける回数を減らすことや、ドアを開ける時間をずらすことなどが提言されています。
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