オーストラリアでは間もなく、国内産のコロナワクチン接種が開始されます。
オーストラリアの医薬品管理局は23日夜、メルボルンで製造された83万本を超えるアストラゼネカ・ワクチンが、海外で製造されたものと同等の品質であることを確認しました。
「キャンベラの研究所で行われたワクチンのバッチテスト、そして製造に関連した書類を広範に確認した結果、海外で製造されたワクチンと全く同じ成分と性能であることがわかりました」と医薬品管理局(TGA)は声明で発表。
「これにより、オーストラリア政府は今後数ヵ月の間に5,000万人分のワクチンを製造し、大量のワクチンを確実に入手できるようになります」
今回の承認は、遅れが生じているワクチンプログラムについて批判される連邦政府にとって、国民の信頼を回復させるものと、期待されています。
オーストラリアで製造されたアストラゼネカ・ワクチンは、22日月曜日に開始された「フェーズ1b」の予防接種プログラムの一部として使用され、GPクリニックや公的医療サービスを含む4,000以上の医療機関で提供される予定です。
「オーストラリアで供給されるすべてのワクチンは、各バッチにつき、医薬品管理局の承認が必要です」

Prime Minister Scott Morrison walks past vials of the AstraZeneca vaccine as he visits the CSL serum lab in Melbourne in February. Source: AAP
「今後、数週間から数ヵ月の間に完成する国内産のワクチンは、毎回同等のバッチテストが行われます」
CSL社のメルボルン工場では、5,000万回分のアストラゼネカ・ワクチンが製造される予定です。
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オーストラリアでコロナワクチンを接種するには?
オーストラリアではこれまでに6万2,000人の高齢者がワクチンを接種しています。
フェーズ1bでは、70歳以上の人、55歳以上のオーストラリア先住民、持病や障害のある若年層、エッセンシャルワーカー、またはハイリスクとされるの労働者延べ600万人が主にGPクリニックでワクチンを接種します。
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オーストラリアのコロナワクチン、あなたの接種順位は?
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