今週3日月曜日から、一般診療所の呼吸器科クリニックおよび州・テリトリーの予防接種クリニックでは、50歳以上の方を対象にアストラゼネカ社の新型コロナウイルスワクチンの提供が始まりました。
また5月17日からはカテゴリー2bまでにさらに拡大され、GPでの接種も可能となるようです。
このカテゴリーでは、最大で1,580万人分のワクチンが用意されているほか、前カテゴリーで未摂取だったオーストラリア人へも積極的に接種が行われます。
チーフ・メディカル・オフィサーのポール・ケリー氏は、規制当局と専門家は、血栓を含む副反応の報告をすべて注意深く見続けていると述べる一方で、ワクチン接種の目的はオーストラリアがパンデミックから安全に脱却するためである、と述べています。
「私からの明確なメッセージは、ワクチンの効果はリスクを上回るということです。インドで起きていることを人々は目の当たりにしているはずです」と月曜日にABCラジオで語りました。
「オーストラリアでもまた感染拡大が起こる可能性があるので、躊躇しないでほしい」
「ワクチンは強制接種ではありませんが、後回しにすることはお勧めできません」
全国COVID-19委員会のジェーン・ハルトン委員は、オーストラリアが大規模な感染症の発生を避けるためには、当初予定されていたワクチンプログラムのスケジュールに追いつく必要があると述べています。
ナインネットワークのインタビューに応じたハルトン氏は、「すぐに行動を開始する必要がある」、「パンデミックから抜け出すには、実際に感染するか、ワクチンを接種するかのどちらかしかない」と語りました。
一方でケリー教授は、オーストラリアがフランスのバイオテクノロジー大手であるバルネバ社とコロナウイルス・ワクチンについて協議しているという報道については口を閉ざし、「我々は、世界中の様々な企業と、それらのいずれかを購入するための話し合いを続けている」とのコメントにとどまりました。
労働党は、現在アストラゼネカ社とファイザー社のワクチンしか提供していないオーストラリアのワクチンプログラムの視野が「狭すぎる」と批判しています。現時点では未承認のノババックス社のワクチンは年内に導入される予定です。
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オーストラリアでは、他人から1.5メートル以上離れていなければなりません。お住まいの州における集まりの人数制限をご確認ください。風邪やインフルエンザの症状が出ている場合は、家に留まり、医師に電話して検査を手配するか、1800 020 080のコロナウイルス健康情報ホットラインに連絡しましょう。
お住まいのテリトリーのガイドラインをご確認ください: , , , , , , , .
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