米コロナ起源調査は結論出ず、アフガニスタンでは感染拡大に懸念

Maria van Kerkhove, Technical Lead of WHO's Health Emergencies programme

Maria van Kerkhove, Technical Lead of WHO's Health Emergencies programme Source: AAP

コロナウイルスをめぐる海外情勢。ワクチンの追加接種(ブースター接種)について、WHOのテドロス事務局長は倫理的な問題を指摘しています。


コロナウイルスの発生起源を調べる米国の情報期間による調査が完了し、報告書がジョー・バイデン大統領に提出されました。

報告書の内容は非公表で、明確な結論に至りませんでした。内容は近く、一般向けの要約が公表される予定です。

米情報機関による今回の報告書に対しては、中国が強く反発しています。

また、武装勢力タリバンの統治下にあるアフガニスタンでは、現地での人道的支援を支えるために、追加の資金とコロナウイルスワクチンの供給を求める声が、非政府系支援団体から上がっています。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、ワクチンの追加接種(ブースター接種)について、その効果と安全性は確定されたものではなく、「(救命胴衣を)まだ着けていない人がいるのに、さらに自分にもう1枚救命胴衣を着けるようなものだ」と述べています。

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