
Source: Megumi Ikawa
友人たちが次々帰国していくなか、イタリア人ピザ職人のパートナーと話し合い、銀行に残っていた貯金7,000オーストラリアドルをはたいて、弁当のデリバリービジネスを始めることにしました。
住んでいるビクトリア州地方部のバランには、Uber などのサービスもなく、メルボルンなどとは違い、ローカルの人は多国籍な料理に触れる機会があまりありません。スーパーマーケットも午後8時に閉まります。デリバリーを頼みたいのに頼めない人がいることに気付き、日本の弁当のデリバリービジネスのアイデアが浮かびました。
賃貸している自宅のキッチンを、協力的なオーナーの許可を受けて賃料はそのままでビジネス用に登録。ビジネスを始める準備でオープン前に貯金は底をつきましたが、不安はそれほどなかったといいます。
しかしビジネスは8月10日のオープン初日から連日予約で一杯という好調ぶり。注文の電話対応に追われ、人数的にも対応できず「注文を断らなければいけないのが悔しい」(井川さん)そうです。
インタビューでは、オーストラリアに残る決断をしたことについてや、ビジネスの立ち上げの過程、将来の夢などを聞きました。

Source: Megumi Ikawa