コロナウイルス(コビッド19)の感染の拡大はオーストラリア経済、そして労働者の健康に多大な影響を与えると予想されています。だからこそ、より立場の弱い人を手厚く保護するべきだとの声が上がっています。
オーストラリアでいわゆる「不安定な仕事」、カジュアルやパートタイム雇用、そしてコントラクトワークに従事する人の数は、330万人に上ります。これはすべての労働者の3分の1が、病欠などを含む権利を持っていないということになります。
今回のコビッド19の感染の拡大で経済全体が悪影響を受けるなか、これら不安定な仕事に就く人を取り巻く状況はさらに厳しくなる恐れがあります。収入のないまま、隔離生活を余儀なくされる可能性もあります。