Key Points
- オーストラリア女性の5人に1人が、性的暴力やストーカー行為を経験したことがあると回答
- 男性の5人に2人が身体的暴力を経験したと報告
- 専門家は、ジェンダーに基づく暴力は「国家的危機」であると述べています
この記事には、家庭内暴力と性的暴力に関する言及が含まれています。
オーストラリア統計局の最新の個人安全報告書によると、オーストラリア人の5人に2人が18歳以降に身体的または性的な暴力を経験したと回答しています。
この報告書によると、オーストラリア人全体で推定800万人(41%)が暴力に遭遇しており、その内訳は、男性が43%、女性が39%であることが明らかになりました。
約5人に1人(22%)の女性が性的暴力にさらされた経験があり、そのうち4人に1人は親密なパートナーや家族の手によるものであることがわかっています。
女性に対する親密なパートナーからの暴力の割合は、2016年の2.3パーセントから2021-22年には1.5パーセントに減少していますが、専門家はこの減少について慎重です。
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モナシュ・ジェンダー&ファミリー・バイオレンス・プリベンション・センターのディレクターであるケイト・フィッツギボン氏によると、「親密なパートナーからの暴力の形態は進化している」と言います。
「現在の対策では、必ずしも異なる形態の虐待をすべて捕捉できているとは言えません」
「加害者側の戦術に合わせて調査項目も進化させ、テクノロジーを利用した虐待などを捉えることが本当に重要です」
また、あらゆる形態の親密なパートナーからの暴力が過小報告されていることも分かっています。
「この調査は、被害者の自己申告によるデータに依存しているので、その点には留意する必要があります」
男性の約42%が15歳以降に身体的暴力を受けた経験があり、6.1%が性的暴力を受けた経験があることも明らかになりました。
男性は女性よりも見知らぬ人からの暴力を経験する確率が高く(女性の11%に対し男性は30%)、一方、女性の35%は知人からの暴力に遭遇していることがわかりました。
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また、女性の6人に1人が幼少期に親からの暴力を目撃しており、約14%が母親への暴力を目撃しています。
一方、男性の11%が親からの暴力を目撃していますが、父親よりも母親に対する虐待の方が一般的でした(3.7%に対し、8.9%)。
最新のデータは、ジェンダーに基づく暴力が「国家的危機」であり、より多くの資金と注意が必要であることを示していると、フィッツギボン氏は述べています。
「我々は、先週、連邦政府が潜水艦に3000億ドル以上もの資金を投入することについて、重大な疑問を投げかけられたのを目の当たりにしました」
「女性に対する暴力への取り組みは、そのうちの1パーセントにも満たないのです」
「もし、彼らが言うように政府がコミットしているのであれば、...私たちは、資金のコミットメントを大幅に増加させる必要があります」。
あなたやあなたの知り合いがDVの影響を受けている場合、1800RESPECT(1800 737 732)に電話するか、 をご覧ください。緊急の場合は、000に電話してください。No to Violenceが運営するは、1300 766 491に連絡することができます。