ジョブシーカーの支払いを受けている約120万人のオーストラリア人失業者は、3月31日に150ドルのコロナウイルスサプリメントが終了した後、1日3.57ドル、2週間で50ドル、増額されることがわかりました。
スコット・モリソン首相が、福祉団体や経済団体、野党政治家らによる長年にわたるキャンペーンを経て、2月23日に発表しました。団体は、パンデミック以前のと主張してきました。
「私はすべてのオーストラリア人に保証します。私や私の政府が、命を救い、生活を守るというオーストラリア人への公約から目をそらすことはありません」と首相は述べました。
このわずかな増加により、ジョブシーカーは全国の最低賃金の41.2%に引き上げられ、そのコストは4年間で90億ドルに上るとされています。
今回の増加により、3月以降の給付金は2週間で615.70ドル(1日44ドル弱)となりますが、これはオーストラリア社会サービス評議会(ACOSS)が要求している1日25ドルの引き上げを大きく下回っています。
ACOSSのカサンドラ・ゴールディCEOは、22日月曜日、ジョブシーカーの受給者が、コロナウイルスサプリメントによる増額で2週間715.70ドルを受給していたときでさえ、家賃や食料、薬、そして請求書などの支払いに苦労していたと言います。
「不況から抜け出すまでの長いハードな道のりを続ける中で、何百万人もの人々を貧困の中に置き去りにすることはできません。それは明らかに非人道的であり、経済的に意味がありません」とゴールディCEOは述べています。
相互義務の強化を
この増加は、相互義務要件の強化に伴うもので、マイケル・キャッシュ雇用相によると、ジョブシーカーの利用者が1ヶ月の間に行わなければならない仕事探しの回数は、3月末に15回へと増加し、7月1日以降にはパンデミック前の20回に戻ると言います。この他にも支払いから6ヶ月が経過すると、短期コースの受講やワーク・エキスペリアンスが求められます。
また注目すべき点は、"雇用主報告ライン "が設置され、雇用主が、雇用機会を断った人々について直接政府に報告することができるようになることです。
「仕事の応募者が、オファーを受け、その仕事に適性があるにもかかわらず断った場合、雇用主は私の部署に連絡することができます」とキャッシュ上院議員は述べています。
「その後、私の部署またはジョブアクティブがその人をフォローアップし、なぜ適切な仕事を断ったのかを確認し、正当な理由がない場合は、違反とみなされます」
政府はまた、3 月 31 日から、ジュブシーカーの受給資格を失わなずに得られる収入の上限を、2週間で 150 ドルに恒久的に増額することを発表しました。
アン・ラストン社会サービス相は、これらの措置は「バランスを正しく取ること」が重要であると述べています。
「求職者が仕事を探している間、私たちは彼らをサポートする必要があり、また彼らが仕事を探したいと思うようにインセンティブを作る必要があります」
「そして、それらを支払う納税者のために公正で持続可能なシステムも必要なのです」
昨年、パンデミックのピークジには、ジョブシーカー、ユース手当、オズスタディの受給者には1週間あたり550ドルの補助金が支給されていましたが、経済の徐々な復帰とともに減額されてきました。
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