ビクトリア州政府は16日、複数の規制緩和を発表。これによりメルボルンにおける移動規制もさらに緩和されることがわかりました。
17日木曜日23時59分から、25キロ圏内の移動制限が終了し、市内から地方への移動も解禁されます。
メルボルンでは、自宅への1日の訪問者は2人までとなり、屋外でのマスク着用も義務ではなくなります。またジムなどの施設も営業が再開されます。
金曜日の夜にGMHBAスタジアムで行われるAFLの試合、キャッツとウェスタン・ブルドッグスの試合には、ジーロングとその周辺地域から最大7000人のファンが参加することも可能となります。
これらの新しい規制は今後1週間に渡り実施され、メルボルンでは地方よりもやや厳し目の規制が残るようです。
一方、メルボルンから州内のスキーリゾートを訪れる人は、出発の72時間前に COVID-19 テストが必要となります。
ビクトリア州では16日、5人の新規感染者を確認。うち2人は昨日すでに発表されている、サウスバンクのキングス・パーク・アパートメント・コンプレックスの住人で、残りの3人は感染源が特定されています。
このアパートメント・コンプレックスでは、乳幼児を含む計6人の住民がCOVID-19に感染したため、14日間にわたって閉鎖されています。
COVID-19のイェルーン・ワイマール司令官によると、このアパートで新たに確認された2人の陽性者はいずれも男性で、陽性者が確認されたアパートの隣に位置する、別のアパートであることがわかりました。

COVID-19 testing staff entering the Kings Park on Southbank apartment building, in Melbourne, Tuesday, 15 June, 2021. Source: AAP
「この2件の陽性例は、我々が懸念している共同エリアに関連しています」と15日記者団に語りました。
約100棟のタウンハウスで構成されるこの低層複合施設は、6月2日から6月14日までの間、Tier 1のエクスポージャー・サイト(感染危険場所)に指定され、住人には14日間の自己隔離が求められます。
16日の朝にはポートメルボルンやリッチモンド、サウスバンク、サウスメルボルン、CBDなど、30以上の施設がエクスポージャー・サイトに指定されています。

Residents wave from a balcony of an apartment at the Kings Park on Southbank apartment building in Melbourne, Tuesday, 15 June, 2021. Source: AAP
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