パンデミックが始まって以来、過去最多となる466人の新規感染者を記録したニューサウスウェールズ州は、地方部を含むすべての地域でロックダウンの規制下に入りました。
下記は新たな規制内容です。
NSW州地方部全域でロックダウン
8月14日17時より、ニューサウスウェールズ州のすべての地域がロックダウンとなりました。すでにロックダウンが実施されていた地方部は、この新たな規制下に入ります。
正当な理由がない限り、自宅に留まることが求められ、来客も禁じられます。ただし医療や介護、ケアのためであれば、一度に1人のみ来客が許可されます。
ホスピタリティ施設はテイクアウェイのみの営業となります。生活必需品を提供するサービスを除き、すべてのリテールは閉店となります。ガソリンスタンド、銀行、郵便局、クリーニング店、コインランドリーは引き続き営業することが可能です。
外出時には常にマスクを着用することが求められます。
雇用主は、実行できない場合を除き、従業員が自宅で仕事をすることを許可するよう求められています。
5kmの移動制限
16日月曜日から、生活必需品の買い物や運動は、LGA(ローカル・ガバメント・エリア)内、さらには自宅から5km圏内に制限されます。
2種の新たな支援金発表 一時的なビザ保持者含む
16日月曜日より、懸念されるLGA内の住人で、検査結果を待つ間、隔離が必要な人は、320ドルの支払いをサービス・ニューサウスウェールズに申請することが可能となります。
資格を満たす17歳以上の労働者は、4週間に1回、COVID-19検査・隔離サポート金を受け取ることが可能となり、申請してから3営業日以内に、銀行口座に振り込まれます。
これは失った労働時間をカバーするだけでなく、病気休暇をすでに使い果たしてしまった人の助けになると州政府は述べています。
また、一時的なビザ保持者など、他の支援を受けることができない人は、赤十字社を通じて400ドルのハードシップ・ペイメントが新たに提供されます。
国防軍の監視、罰金増加へ
16日月曜日より、新たに500人の国防軍が追加派遣され、ニューサウスウェールズ州警察とともにパトロールを強化します。
ニューサウスウェールズ州警察のミック・フラー長官は、今後21日間に渡り警察はより厳しく規制を取り締まるとし、違反者には5倍の5,000ドルの罰金を科すことになると述べました。
フラー長官は、警察の取締が厳しく行われてきたフェアフィールドの地域では、すでにその効果が現れているとし、感染者数の安定が見られると明かしました。
地方部への移動には許可書が必要に
8月21日より、グレーターシドニーから地方部へ移動する人は、サービス・ニューサウスウェールズでパーミット(許可書)を申請する必要があります。
地方部への移動は、許可された労働者、不動産のインスペクション、仕事またはメインテナンスのため2件目の物件(別荘など)を訪れる場合のみに限られます。
ベラジクリアン州首相は、21日を前に、「警察はあなたを止め、証拠を求めることができる」と警告。少なくとも1,400人の警官が規則の遵守を確認するために道路で監視を行います。
シングルバブルの規制強化
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