日豪首脳がきょうバーチャル会談、中国へのけん制か

直前には日米豪防衛相会合が行われています。

Prime Minister Scott Morrison shakes hands with Prime Minister of Japan Shinzo Abe during the Leaders Welcome at the G20 summit in Osaka, Japan

Prime Minister Scott Morrison shakes hands with Prime Minister of Japan Shinzo Abe during the Leaders Welcome at the G20 summit in Osaka, Japan in 2019 Source: AAP

連邦政府のスコット・モリソン首相がきょう9日、日本の安倍晋三首相とビデオリンクによるバーチャル会談を行い、安全保障や軍事協力などが話し合われる見通しです。

モリソン首相は今年1月に日本を訪問し、安倍首相との会談を予定していましたが、山火事被害の拡大を受けて延期されていました。

今夜予定されているバーチャル会談に先立ち、オーストラリアと日本、そして米国の防衛相の間で、最近会合が行われています。3カ国の防衛相がこの会合後の8日に発表した声明は、東・南シナ海での中国の軍事活動の活発化を背景に、中国の影響力の高まりを強く警戒する内容になっています。

きょうのバーチャル会談でモリソン首相と安倍首相は、COVID-19への対応についても話す予定で、宇宙開発での日豪協力に向けた署名も行われる見通しです。

モリソン首相は8日に発表された声明で、「今回の会合は、グローバルパンデミックと戦略的な不透明さのなかで、(日豪の)特別な戦略パートナーシップの重要性を再確認することにある」と述べ、「状況が許されればすぐにでも日本を訪問できるよう、土台作りを行う」としています。

火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!


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Published

Updated

By Junko Hirabayashi
Source: Australia government, SBS News

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