国内におけるコロナウイルスワクチンの接種が開始されても、年内に海外旅行が再開する見込みはない、少なからず海外を自由に行き来することはないだろうと、連邦保健長官のブレンダン・マーフィー氏は18日述べました。
「たとえ国民の多くがワクチンを接種しても、それによって感染が防止されるかはわからない」、「検疫はこれからもしばらく続くだろう」と明かしました。
オーストラリアの国境は、COVID-19の拡散を防ぐため、2020年3月以降、海外からの訪問者に対して大部分が閉鎖されており、限られた数の市民とその家族がのみ帰国することが許可されています。

پروفیسر مورفی در حال صحبت با رسانهها در کنبرا، هفتم جنوری ٢٠٢۱. Source: AAP
一方政府は、ノルウェーで、ファイザー社のワクチンを接種した少数の非常に虚弱な人々が死亡したという報告を受けて、詳細を追っています。
政府は、ファイザー社のワクチンだけでなく、オーストラリア国内で生産されたアストラゼネカ社のワクチンも配布する予定です。
ジョシュ・フライデンバーグ蔵相は ノルウェーからの報告は、「 安全第一の重要性を強調した」と述べました
「だからこそ、我々はワクチンを急いでないのです」とメルボルンで記者団に語りました。
「しかし、私たちはファイザー社のワクチンにも、アストラゼネカ社のワクチンにも自信を持っています」
マーケット・リサーチ会社ロイ・モーガンによる1200人以上を対象とした調査によると、オーストラリア人の4分の3以上がワクチン接種を希望していることが明らかになりました。