いつもとは違う大晦日 全国の規制をまとめました

ニューサウスウェールズ州でノーザンビーチズのCovidクラスターが拡大するなか迎える今年の大晦日。全国で行われるニューイヤーズイブ・セレブレーションに適用される規制の概要をご紹介します。

The midnight fireworks seen from Mrs Macquarie's Chair during New Year's Eve celebrations in Sydney, 31 December, 2019.

The midnight fireworks seen from Mrs Macquarie's Chair during New Year's Eve celebrations in Sydney, 31 December, 2019. Source: AAP

コロナウイルスの規制によって、例年通りの大晦日(NYE・New Years Eve)のセレブレーションは難しいようです。

ニューサウスウェールズ州では、症例が増加しているため、当局は住民に対し、ウイルスの症状が出た場合にはよう促しています。検査クリニックは、元旦を含む連休中も営業しています。
各テリトリーや地域に敷かれている規制、NYEにできることとできないことを紹介します。

ノーザンビーチズ

現在拡大しているクラスターの発生地とされるノーザンビーチズ地区には、国内で最も厳しい規制が敷かれています。

ノーザンビーチズ北部ゾーンの住人は、少なくとも1月9日までは、厳格な自宅待機命令、「Stay at Home」のルールが発令されていますが、住民は大晦日のみ、同じ地域の住人であれば、自宅に5人まで(子供の人数含む)招待することを免除されています。
ノーザンビーチズ南部ゾーンの住人は、同じ地域の住人であれば、自宅に5人まで(子供の人数含む)招待することができますが、グレーターシドニーからゲストを呼ぶことはできません。
ノーザンビーチズ両ゾーンのレストランやカフェ、バーなどは、テイクアウェイのみ営業が可能となります。

グレーターシドニー

今年のNYE花火は、7分間に短縮され、21時のファミリーフレンドリー花火は開催されません。ニューサウスウェールズ州政府は、花火はテレビで見るよう呼び掛けています。

屋外での集まりは30人に減少され、警察は厳しく取り締まります。

自宅での集まりは5人までに制限されます。この5人には子供の人数も含まれます。

シドニー市内(CBD)には厳格なパーミット制度が導入され、CBDの会場で事前に予約をした人のみが夜に市内に入ることができるようになります。
シドニーハーバーではフロントラインワーカーたちの花火鑑賞が計画されていましたが、28日月曜日、「地方やシドニーからの人々がCBDに集まるのは健康上のリスクが高すぎる」とベラジクリアン州首相がキャンセルを発表しています。

ビクトリア州

今年、オーストラリアで最長のロックダウンを経験したビクトリア州ですが、60日間に渡り市中感染を確認していない同州では、よりリラックスした大晦日を過ごすことができるでしょう。

自宅での集まりは30人まで、屋外での集まりは100人まで認められています。

バーやレストラン、ナイトクラブなどの会場は営業が許可されていますが、収容人数に制限があります。

一方、メルボルンで毎年開催されるヤラ川の花火大会は中止となりました。
New Year's Eve fireworks over the Yarra river and Melbourne at midnight, Wednesday, Jan. 1, 2014. (AAP Image/David Crosling) NO ARCHIVING
آتش‌بازی شب سال نو بر فراز دریای یارا در ملبورن Source: AAP

クイーンズランド州

同じく、コロナウイルスの市中感染を長らく確認していないクイーンズランド州では、自宅に50人まで招待することができます。なお、この50人には、自宅の住人の人数も含まれます。

屋外での集まりは100人まで認められています。

南オーストラリア州

南オーストラリア州では、自宅での集まりは50人まで。ただし1人2平方メートルのスペースが必要となります。

会場でのプライベートファンクションは、1人2平方メートルのルール下で、200人まで集まることができます。

西オーストラリア州

西オーストラリア州では、1人2平方メートル下であれば人数に上限はありません。

タスマニア州

同じく、1人2平方メートルのルールが適用され、屋内の会場で、仕切りがない場合は、250人までの集まりが可能となります。

屋外での集まりは1000人まで。

ノーザンテリトリー/ACT

ノーザンテリトリーでは、屋内でも屋外でも人数制限はありませんが、一緒に住んでいない人とは常に1.5メートルのソーシャルディスタンスを保つことが推奨されています。

ACTでは、自宅への訪問者人数に制限はありません。首都キャンベラでの屋外の集まりは、最大500人までに制限されており、1人2平方メートルのルールが適用されます。
オーストラリアでは、他人から1.5メートル以上離れていなければなりません。お住まいの州における集まりの人数制限をご確認ください。風邪やインフルエンザの症状が出ている場合は、家に留まり、医師に電話して検査を手配するか、1800 020 080のコロナウイルス健康情報ホットラインに連絡しましょう。 

ニュースや情報は、で63カ国語で提供されています。

お住まいのテリトリーのガイドラインをご確認ください: .

 

火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!

SBS 日本語放送のもお忘れなく。


Share
Published 30 December 2020 10:41am
Updated 30 December 2020 11:13am
By Jarni Blakkarly
Presented by Yumi Oba


Share this with family and friends