ニューサウスウェールズ州では過去最多となる633人の市中感染者を新たに確認しましがたが、グラディス・ベラジクリアン州首相は「最悪はこれから」と警告しています。また新たに3人の死亡も発表されました。亡くなったのは60代の男性と70代の男性2人です。
発表された感染者のうち、少なとも62人が感染期間中に隔離を行っていなかったことがわかっており、447件については現在調査が進められています。
また今回発表された633人のうち、550件は厳しいロックダウン規制が実施されているシドニー南西部並びに南部の地域で発生しています。
新たな症例数は、10万2749件の検査から得られたもので、6月中旬にデルタ株の流行が始まって以来、報告された感染者数は9,280人上ります。
これまで1日の感染者数として最も多かったのは月曜日に発表された478人でした。
ベラジクリアン州首相は、状況は「良くなる前に悪化する可能性が高い」と述べています。
「データによると、ウイルスに感染した全員が、少なくとも1人以上の人に感染させています」
感染が拡大している12のLGA(ローカル・ガバメント・エリア)に住む若者たちは、19日木曜日より、ファイザーワクチンを優先的に受けることが可能となります。これは16歳から39歳を対象に、州のヘルスクリニックで提供されるもので、2週間、集中的にワクチンを提供することで、感染拡大を封じ込めることを目的としています。
With AAP.
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