ハイライト
- オーストラリアでは、5歳以上であれば誰でもCOVIDワクチンを無料で接種することができます
- メディケアがない人は、一部の薬局や連邦政府および州政府が運営するクリニックでワクチン接種が可能
- 異なるワクチンを混合させる場合は医師に相談
シドニー在住のジェイ・マンカドさんの両親は今月、インドに帰国します。
マンカドさんの両親は、政府が移民の両親や留学生に対して国境を再開してすぐに来豪しました。
来月の帰国を控え、マンカドさんは、北半球の冬が始まる前に両親に2回目のブースターを接種させることが賢明だと考えました。
彼の両親はインドで1回目のブースター接種を受けていますが、2回目の接種は現時点、インドでは受けられません。
「高齢のため、両親はコロナウイルスに感染したさいのリスクが高いのです」とマンカドさんはSBSの取材に応じました。
彼の両親はオーストラリアで2回目のブースター接種を受ける資格がありますが、オーストラリア国民や永住権保持者のようにメディケアに加入しているわけではありません。
メディケアを持たいない人がオーストラリアでCOVIDワクチンを接種するには?
オーストラリアでは、5歳以上であれば誰でも無料でCOVIDワクチンを受けることができます。
これには、メディケアがない人、海外からの訪問者、留学生、移住労働者、亡命者が含まれます。
しかし、このような人たちのための予防接種クリニックを見つけるのは難しいかもしれません。
マンカドさんは、複数のGP(一般開業医)や薬局から門前払いされ、あらゆる施設に手当たり次第に電話をかけたと説明します。
「どこに行けばいいのかわからなかったんです」

Rachana Oza says there is conflicting information for overseas parents wanting to vaccinate in Australia. Credit: Rachana Oza
「私のGPは喜んでワクチンを提供してくれましたが、GPから追い返される人もいます」
「誰でも打てることができるというアドバイスと、実際にどのように提供されているかについて、矛盾があると思います」
保健・高齢者介護省はSBSに、メディケアがない人は、「訪豪者へのワクチン接種に参加を表している、ローカルの薬局」で接種することができると語りました。
「また、連邦政府が運営する予防接種クリニックや州・テリトリー政府が運営するクリニックでも受けられます」
「無料で予防接種を得ることができる場所は多くあります。を使えば、最適な場所を見つけることができます。また、各州・テリトリーの保健局のウェブサイトにも、地元で予防接種を受けるための詳細が掲載されています」
ワクチンの混合は可能?
ワクチンの混合に関する「特定のガイドライン」を見つけることができなかったため、マンカドさんは友人や家族のアドバイスに頼らざるを得なかったと言います。
オーストラリア国立大学の感染症専門家であるサンジャヤ・セナナヤケ准教授によると、異なるワクチンの組み合わせについて多くの試験が行われており、一般的な知見として「混ぜても安全である」と言われているそうです。
セナナヤケ教授は、「異なるワクチンを使用した場合、より強い免疫反応と若干強い症状が得られる可能性がある」とSBSの取材に応じました。
「COVIDに関しては、異なるワクチンを組み合わせて使用することに問題はありません」と説明します。
しかし、オーストラリア政府は、ワクチンを接種する前に、医師や医療サービス提供者の助言を求めることを強く勧めています。
訪豪者はオーストラリアでワクチンを受けるべき?
セナナヤケ教授は、ブースター接種を受ける資格がある訪豪者は、それを検討する必要があると話します。
「COVIDの観点からすると、オーストラリアを訪問中の人も在住者も関係ありません。あなたが感染しやすいホストであれば、COVIDはあなたに感染します」
「私たちは訪豪者に機会を与えるべきです。なぜなら、それが私たちの人口全体に利益をもたらすからです」と彼は付け加えます。
オザさんは、両親のためにブースター接種を可能にしてくれたオーストラリア政府に感謝していると言います。
「移民にとって、高齢の両親がかなりの期間滞在する場合は、常に心配がつきまといます」
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