この記事には、ドメスティック・バイオレンス／性的暴行への言及が含まれます。
連邦政府は女性や子供に対する暴力をなくすための次期国家計画の一環として、家庭内・家族間・性暴力委員会を設立します。
5年間で2240万ドルが投じられ、委員会は暴力の防止、早期介入、被害者・生存者の支援強化に向けた取り組みの効果を監視・評価します。
アン・ラストン女性安全相によると、新委員会は最高責任者が率いる政府機関として運営され、調査・事務局スタッフも含まれます。
労働党は次の連邦選挙で政権を獲得した場合、家庭内暴力や性暴力の防止に向けた国家委員会を設立すると公約していました。
また野党も危機的状況にある女性を支援するための労働者を500人追加するために、4年間で1億5340万ドルを費やすことを約束しています。
これら労働者の半数はオーストラリアの農村部や地方部に配置されます。
「このセクターに対する資金不足や、この悲劇的な問題を国家が優先事項として認識していないことから、暴力から逃れてきた女性たちは、宿泊施設やサービスから追い返されている」と労働党のアンソニー・アルバニージー氏は述べています。
家庭内・家族間・性的暴力委員が任命され、国家計画の下、女性や子供に対する暴力をなくすための進捗状況が毎年報告されます。
また委員会は全国の支援サービスへの一貫したアクセスを調整し、州、テリトリー、連邦機関と協力して、効果的な投資を行うために必要なデータを確保します。
アルバニージー氏は、モリソン政権が支援サービスや宿泊施設に十分な資金を提供していないことを非難。
アルバニージー氏によると女性保護施設では、助けを求める女性の半数が追い返されており、また自宅に安全に残りたいと願う女性で必要なサポートを受けられたのは10人に1人でした。
今回発表された追加資金は、シェルターにケースマネージャーを1名追加したり、コミュニティ組織にファイナンシャルカウンセラーを配置するために使用されます。
また、女性専門のサービスでは、トラウマを経験した子供たちを支援するサポートワーカーを雇うことができるようにもなります。
労働党は以前、危機管理施設に1億ドルを投じ、暴力から逃れてきた女性やホームレスになる恐れのある女性のために4,000戸の住宅を提供することを約束しています。
あなたやあなたの知り合いが家族間や家庭内暴力の影響を受けている場合は、1800RESPECTに電話するか、 をご覧ください。緊急時には 000 に電話してください。
ドメスティック・バイオレンスに関する男性向けのアドバイスは、Men's Referral Service 1300 766 491.まで。
火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ！
