フェイスブックは、連邦政府との新たな合意を受け、オーストラリアのニュースページを復活させることに合意しました。
業界の関係者によると、ジョシュ・フライデンバーグ蔵相とフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが22日の朝に合意を最終決定したと言います。
フェイスブックは先週、オーストラリアのメディアやユーザーによる、国内外のニュースコンテンツの共有や閲覧を突如ブロック。
制限は、世界中でも広く非難されましたが、これは連邦政府がフェイスブックなどのIT大手に対し、記事の使用料を義務付ける法案に対抗する措置でありました。
フェイスブックは、政府が法案の修正に合意したことを受け、ニュースコンテンツを復活させると述べています。
「この改正により、地域や小規模の出版社がデジタルプラットフォームによるコンテンツの利用に対する適切な報酬を得られるよう、強化される」 と政府は声明で述べています。
「政府はフェイスブックから、近日中にオーストラリアのニュースページを復活させる意向であるとの助言を受けています」
ニュースの共有と閲覧が禁じられた期間中、各メディアのトップ写真はグレーのものに差し替えられ、ニュースコンテンツや共有されたストーリーの代わりに「投稿はまだありません」というメッセージが表示されていました。
フェイスブックのオーストラリア・ニュージーランド担当マネージング・ディレクター、ウィル・イーストン氏は、同社が政府と合意に達したことを喜んでいると述べ、「我々は、オンラインプラットフォームと出版社の間のイノベーションとコラボレーションを促進する枠組みを一貫して支持してきました」と声明で述べています。
「協議を重ねた結果、オーストラリア政府が、いくつかの変更と保証に合意したことに満足しています。それは我々のプラットフォームが出版社に提供する価値と、我々が出版社から受け取る価値を相対的に認識する商業取引を認めるもので、我々が訴えてきた懸念を解決するものです」と述べています。
なお、ニュースコンテンツの具体的な復活日時については現在明らかになっていません。
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