インドネシアのタニンバル諸島沖でマグニチュード7.6の地震が発生し、遠くダーウィンでも揺れが感じられたと、ヨーロッパ地中海地震学センターが発表しました。
インドネシアの気象気候地球物理庁BMKGによると、現地時間の火曜日午前3時前、深さ130キロの地点で強い揺れが発生したと言います。
災害庁BNPBによると、現在のところ建物への被害は軽度から中程度です。
地震発生後、インドネシアは約3時間にわたって津波警報を発令しましたが、海面に大きな変化は見られませんでした。
またオーストラリア合同津波警報センターは、オーストラリア本土、ならびに島々への津波の脅威はないと判断。
ダーウィン在住のトレバー・パワーさんはナイン・ネットワークに対し、地震は同市で過去40年間に感じた中で「最悪のもの」で、2分以上にわたって轟音とともに揺れ続けたと語りました。
「家が揺れ始め、それから揺れが強くなり、窓がガタガタときしみ始める音が聞こえるほどでした」
家族とともに外に飛び出したパワーさんは、車がドライブウェイで揺れていたほか、犬が「完全に狂っていた」と、当時の様子を振り返りました。
ヨーロッパ地中海地震学センターは、当初マグニチュードを7.7と発表していましたが、その後7.6に訂正。
またアメリカ地質調査所も7.6とし、インドネシアのBMKGは7.5と記録していました。
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