ビクトリア州のダニアル・アンドリューズ州首相(48)が9日朝、連休を過ごしていた、モーニングトン・ペニンシュラのホリデーレンタルハウスの階段で足を滑らせ転倒。肋骨骨折と椎骨損傷の大怪我を負い、ペニンシュラ・プライベート病院へ搬送されました。同日夜、MRIによる検査後には、メルボルンのアルフレッド外傷センターへと移動されました。
州政府の広報担当者は声明で「怪我の性質を考慮し、(移動は)彼が最も適切なケアを受けられるようにする予防措置」と発表すると同時に、州首相と彼の家族が「ビクトリア、並びにペニンシュラの救急車、アルフレッド病院の献身的なスタッフのプロ意識とケアに感謝する」とも述べました。
アンドリュース州首相は、メディカルアドバイスにより今後数日間を集中治療室で過ごし、週明けには健康状態について会見する予定です。
しかしながら怪我の深刻さから、来週の議会復帰については疑問の声も上がっています。
アンドリュース州首相不在中は、ジェームズ・メルリノ副首相が臨時首相を務めます。
アンドリュース氏は、2010年からビクトリア労働党の党首を務め、2014年からは首相として州をリードしてきました。昨年同州で発生したコロナウイルス第2波では、120日間連続で記者会見を行ったことでも知られています。
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