全国で70人が死亡 新たな変異株による感染者と入院患者の急増に懸念 COVID-19アップデート

2022年6月28日、オーストラリアにおけるコロナウイルス最新情報です。

People are seen lining up outside of a retail store in Melbourne, Friday, October 29, 2021. At 6pm, the border between Melbourne and the regions will come down, masks will no longer need to be worn outdoors, indoor entertainment venues, gyms and retail ca

Australian states and territories are bracing for a new COVID-19 wave. (file) Source: AAP/JAMES ROSS

オーストラリアでは28日火曜日、ニューサウスウェールズ州の40人、クイーンズランド州の19人、ビクトリア州の11人を含む、少なくとも70人のCOVIDによる死亡が確認されました。また西オーストラリア州では過去に発生した4件の死亡ケースが正式に報告されました。

ACTでは、パンデミック開始以来最も多くの入院患者を記録し続けています。入院中のCOVID-19感染者数は、月曜日の119人から121人に増加しました。

またACTの保健当局は、キャンベラ病院のがん病棟で発生したCOVID-19アウトブレイクを調査しています。この病棟では、感染拡大が収まるまで新たな入院患者の受け入れを一時停止しています。

オーストラリアにおけるCOVID-19の新規感染者、入院患者、死者数の最新情報はからご確認ください。

クイーンズランド州では、入院患者数の急増が続いています。28日火曜日、同州では593人のCOVID-19患者の入院が報告され、過去2ヵ月で最多を記録しました。

チーフ・メディカル・オフィサーのジョン・ジェラード氏は、オミクロン株の新派生型、BA.5とBA.4の患者数が増加しており、新しい波が州を襲っているとに語りました。BA.5とBA.4は、4週間前には2%以下だったのに対し、38%を占めていることが明らかになりました。

ジェラード氏は、入院患者数の増加が予想されると警告し、対象となる住民に3回目と4回目のブースターショットを受けるよう呼びかけました。また州民に対して、COVID-19抗ウイルス剤の投与資格があるか、確認するよう付け加えました。

National Centre for Immunisation Research and Surveillance (NCRIS)の研究によると、COVID-19ワクチンの3回目の接種は、2回の接種よりもオミクロンによる入院や死亡に対して65%高い予防効果を発揮することが示されました。

この研究は、オーストラリアでオミクロン波がピークを迎えていた今年の1月と2月に実施されました。

28日火曜日に発表された、国勢調査、センサスの結果によると、パンデミックイヤーとなった2020年と2021年は新規移民の到着が減少したことが明らかになりました。

データによると、2017年から2019年の間に85万人以上が入国したのに対し、2020年と2021年に入国した移民は16万5000人に留まりました。
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Published 28 June 2022 4:16pm
Presented by Yumi Oba


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