来年開催予定のパラリンピック東京大会に向けた、オーストラリア代表の公式ユニフォームが24日に発表されました。
2021年に延期された東京大会。きょうから1年後の2021年8月24日からの開催が予定されています。
公式ユニフォームは、パラリンピック選手やパラリンピック・オーストラリア、アスリート委員会に加え、メーカー側からはオーストラリアの有名ブランドR.M.ウィリアムズ、ザ・ガーメント・エクスチェンジ、スピード、そして日本のミズノによる2年間のコラボレーションにより誕生しました。
ユニフォームには、先住民アーティストのリーナ・ロッター氏による作品「ザ・ジャーニー」があしらわれています。「ザ・ジャーニー」はパラリンピック代表ユニフォーム向けに特別に制作されました。
開会式と閉会式で着用されるユニフォームは6大会連続で、R.M.ウィリアムズが担当しています。
コロナで強まるユニフォームの力
代表チームが身に着けるユニフォームは常に、アイデンティティーとパフォーマンスにつながる特別な存在です。パラリンピック代表チームの選手団長(シェフ・ド・ミッション)、ケイト・マクロクリン氏は、コロナウイルスの影響で開催が延期された2020大会のユニフォームについて、選手にとってその持つ意味がさらに強まっていると語ります。
「自分の国を代表する機会が1度しかない選手もいます。そのような特別な時にユニフォームが果たす役割を過小評価するべきではありません」
「特に先行きが不透明なこの時期、ユニフォームは変えることのできない確実なものとして選手に届きます。選手がユニフォームから得るのは快適さだけではなく、大いなるプライドです。(中略)ユニフォームの力はさらに強まります。代表の座を得るために、このユニフォームを着るために、皆が多くの血と汗と涙を流しました」。
最も重要なメダルの授与式で着用するトラックスーツとTシャツはザ・ガーメント・エクスチェンジが、シューズはミズノ、靴下はジョッキーが担当しています。
トラックスーツのジャケットにあしらわれた「ザ・ジャーニー」のデザインは、メダルを獲得した選手がガッツポーズなどで腕を上げたときに映えるように配置されています。