Key Points
- 「国会への先住民の声」をめぐる国民投票が否決
- 6つの州とノーザンテリトリーが「反対」、ACTが唯一「賛成」
- アンソニー・アルバニージー首相は、オーストラリア国民に団結を呼びかけました
オーストラリア国民は先住民の声を憲法に明記するという政策に対して、反対多数で否決しました。
14日行われた国民投票、レファランダムではオーストラリアの6州すべてに加え、ノーザンテリトリーで、反対票が賛成票を上回りました。唯一賛成が反対を上回ったのはACTでした。
LISTEN TO

「国会への先住民の声」国民投票、反対多数で否決
SBS Japanese
05:19
アンソニー・アルバニージー首相は、レファランダムの結果についてオーストラリアを規定するものでも、分裂されるものでもないと主張しました。
「今こそ、私たち全員が団結し、同じ目的である和解に向けて道を見つけるときです」

Australian Prime Minister Anthony Albanese delivers a statement on the outcome of the Voice Referendum at Parliament House.
「この提案とプロセスは、オーストラリア国民を団結させるためのものであり、分断させるためのものではなかったはずです」

Opposition Leader Peter Dutton and Shadow Minister for Indigenous Australians Senator Jacinta Price address the media following the referendum. Source: AAP / JONO SEARLE/AAPIMAGE
オーストラリア先住担当相で「賛成」の支持者であるリンダ・バーニー氏は、この投票結果を受け、新たな世代の先住民リーダーが出現することを確信していると述べています。
一方、ノーを支持する著名な活動家で、ニョンガイ族のウォレン・マンディーン氏は、この結果はオーストラリア人が、先住民コミュニティが直面する問題についてなにかを「成し遂げたい」ことを示していると述べています。
「一部の先住民コミュニティーで行われている暴力や虐待、強制的な支配、破壊的な行動から目をそむけることを、人々はやめる必要があります」
SBSのでは、60言語以上で、記事やビデオ、ポッドキャストにアクセスできます。また、では、最新のニュースや分析、ドキュメンタリー、エンターテインメントを無料でストリーミング配信しています。
SBSの日本語放送は火木金の午後1時からSBS3で生放送!
火木土の夜10時からはおやすみ前にSBS1で再放送が聞けます。
から過去のストーリーを聴くこともできます。